山ばな平八茶屋
山ばな平八茶屋
山ばな平八茶屋
園部 晋吾
(そのべ・しんご)
Shingo Sonobe
400年続く「老舗の味、老舗の心」
1970年生まれ。山ばな平八茶屋21代目主人。大学卒業後、大阪北浜にある“料亭 花外楼” にて修業。京都料理芽生会会長、NPO法人日本料理アカデミー地域食育委員会委員長、京都市教育委員会“社会教育委員”また“日本料理に学ぶ食育カリキュラム推進委員”として教育活動に従事。2007年 京都府青年優秀技能者奨励賞(明日の名工)の表彰を受ける。
創業は天正年間 1576年(安土桃山時代)、若狭街道(通称:鯖街道)の街道茶屋として、京都御所より一里の洛北・山端(やまばな)の地にて、初代平八は茶店を営み始めました。かつて街道を行く旅人は、ここで一服のお茶を飲み、“麦飯とろろ”をかき込んで、旅路についたそうです。
歴史は深く、壬生狂言の演目『山端とろろ』、書物『山陽詩鈔』の中では山端に遊ぶという題で紹介されています。明治の文豪 “夏目漱石”と昔から関わりがあり、著書に度々名前が出てきます。また、北大路魯山人も18代目当主と親交があり、しばしば当家を訪れました。建築様式は、四つ目建ちの商家造りで、当時の代表的な建物となっており、母屋の入口には、幕末の新撰組隊士による刀傷が残っております。
施設名 | 山ばな平八茶屋 Yamabana-Heihachichaya |
住所 | 京都市左京区山端川岸町8-1 |
電話番号 | 075-781-5008 |