宇治抹茶料理辰巳屋

宇治抹茶料理辰巳屋
左　聡一郎
（ひだり・そういちろう）
Soichiro Hidari

余計な仕事はしない　シンプルさの中に秘める味わいを

　1978年生まれ。京料理・抹茶料理「辰巳屋」８代目主人。高校卒業後、神戸「松廼家」、金沢「山乃尾」にて料亭・割烹など７年余り修業を積み、料理の基礎を学ぶ。2006年「辰巳屋」入社後、食文化や茶処宇治としてのあり方などを研究し、小中学校などでの食育授業など積極的に活動。平成29年京都府「明日の名工」受賞。日本料理専門調理師。京都府認定　「きょうと食いく先生」、同志社女子大学非常勤講師などを務める。

静かな宇治川の流れを目の前にした四季折々の景勝を誇る「京・宇治抹茶料理辰巳屋」は、1840（天保10）年、茶問屋として発祥。1913（大正２）年に、お茶を「飲む」から「食べる」に大変革し、料理屋として新たなスタートを切りました。お茶どころ宇治にふさわしい抹茶を使った料理を始めて90年余、日々試行錯誤しながら、お客さまの心に伝わる料理を創ろうと励んでおります。緑山碧水の風光明媚なこの土地は、王朝時代には貴族が別荘を営んだ、いわば京都の奥座敷といったところ。

美しい自然、文化、歴史の風が漂う宇治ご散策の折に、お茶とともに歩んできた辰巳屋だからこそできる抹茶料理、そして、京都の伝統に基づいた趣ある京懐石を、ご堪能いただけます。